製造現場およびオフィス業務のデジタル化を推進し、効率的な生産活動を推進します。
また多様な人材、技術を元に新たな価値を創造し、社会課題を解決していきます。
KOBELCOグループのバリューチェーンをデジタル技術によって変革し、新たな価値を創造することで、社会・お客様の課題を解決する
建設業は「地域インフラの整備・維持」「災害時の応急対応」「地域の雇用」等の面から重要な役割を果たしてきた一方、人口減少や働く人の高齢化などから、担い手不足が大きな課題となってきました。
KOBELCOグループのコベルコ建機(株)は「働く人を中心とした、建設現場のテレワークシステム」を旗印に「K-DIVE CONCEPT(ケー・ダイブ・コンセプト)」の研究開発を推進しています。実現すれば特定の人、場所、時間などの制約を受けずに現場の施工が可能となり、建設技能者の不足の解消や、現場無人化による生産性向上が期待されます。
社会は今、急速にデジタル化が進行しています。多くの国では、デジタルテクノロジーによる社会・産業の変革を見据えた国家戦略のもと、イノベーションの創出に向けた取り組みが行われています。さらに、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、私たちの働き方や生活様式を含めた社会の変化が加速しています。
KOBELCOグループは、デジタル化が加速する社会のさまざまな技術革新を優れたアルミ素材、銅素材の供給により支えていきます。
技術開発本部では、革新的な製品・サービスの創出を促進する活動を行っています。技術力を経済的価値につなげるイノベーション意識向上ための「MOT(Management of Technology)講演会」や、外部コンサルティングの指導を受けながら新たなアイデアの仮説構築と検証を行う「シナリオプランニング制度」、実現性の高いアイデアに対して、専任者による集中的な研究を行う「チャレンジテーマ制度」を2015年より順次開始してきました。この取り組みより生まれた技術の一つが、従来品の3倍以上のパワーを出すことができる新しいアクチュエータ(電動モーター)構造です。小型で大きなパワーと細かい制御が必要な用途として、製造ラインのロボットやパワードスーツで適用することを想定し、技術検証を進めています。このような活動を今後も続けることで、安全・安心で豊かな暮らしの実現に貢献していきます。