当社グループは「安全・安心で豊かな暮らしの中で、今と未来の人々が夢や希望を叶えられる世界。」の実現を企業理念のひとつに掲げ、個性と技術を活かし合い、社会課題の解決に挑みつづけています。24年度からはじまる新中期経営計画(2024年度~2026年度)においては、「お客様や社会にとってかけがえのない存在」であり続ける為に、「未来に挑戦できる事業体」を作り上げていく新たなスタートと位置付けています。

前中期経営計画(2021年度~2023年度)では、「安定収益基盤の確立」と「カーボンニュートラルへの挑戦」の2つを最重要課題に掲げました。結果として、グループ全体では順調に収益を確保することができ、また、カーボンニュートラルに向けた取組みも着実に前進させることができました。しかしながら、現在、AIの活用や自動車のEV化をはじめとしたデジタル化や技術革新、そして人類共通の課題とも言える脱炭素社会への取組みの加速など、私たちはこれまで経験したことのない大きな環境の変化の中に身を置いています。当社グループにおいては、これらの環境変化をピンチではなく、絶好の成長機会と捉え、新たなビジネスチャンスを獲得することで、これまで以上に魅力ある企業へ変革していくことが重要であると考えています。

当社グループの最大の武器は、「様々な個性を持つ人材と多様な技術・事業等のかけ算」により新たな価値を生み出せることです。多様な事業を持っていることから、一見独立しているように見えても、それぞれの事業は実は有機的に結び付いており、その総合力こそが当社グループの競争力の源泉です。

全グループ社員と共に「Team KOBELCO」として、「未来に挑戦できる事業体」を創り上げて参ります。

2024年4月
代表取締役社長
勝川 四志彦

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