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使用済燃料等の輸送・貯蔵分野
神戸製鋼グループは原子力用機器には欠かせない鍛造材料、ボロン含有材料等と溶接等の製造技術を組み合わせ、使用済燃料および放射性廃棄物の輸送・貯蔵容器(キャスク)の設計・製造を行っています。
当社の高砂製作所では1981年に国内メーカーとしてははじめて原子力発電所から再処理施設へ使用済燃料を輸送するための大型鍛造キャスクの製造を開始し、既に国内外向けに200基を超える出荷実績があります。さらに、1994年からはガラス固化体輸送容器であるTN28VTも製造しています。
輸送容器
フランスTN-INTERNATIONAL殿向
TN12型輸送容器
使用済燃料やMOX燃料輸送用のB型輸送用のB型輸送容器
MOX:混合酸化物
電力各社殿、NFT殿向
NFT型輸送容器
国内での使用済燃料輸送用のB型輸送容器
フランスTN-INTERNATIONAL殿向
TN 28VT型輸送容器
高レベルガラス固化体輸送用の
B型輸送容器
貯蔵容器
東京電力(株) 殿
TN24型貯蔵容器
アメリカ TRANSNUCLEAR, Inc.殿向
TN40型輸送貯蔵容器
使用済燃料貯蔵の新しい形として、2003年からはアメリカのTRANSNUCLEAR社殿の乾式貯蔵システム用に貯蔵キャニスタを提供しています。
これらのキャスク、キャニスタの合理的な設計を実現する高性能ボロン材料を開発・製造しています。また、ここで使用される濃縮ボロンは1994 年から着手したステラケミファ(株) 殿との共同開発により量産技術を確立しました。濃縮ボロンは2001年より専用のプラントで本格的に商業生産を開始し、PWR炉水用にも供給しています。
また、輸送容器、貯蔵容器をハンドリングし、貯蔵する施設・プラントも提供しています。
中性子遮へい材 kobesh®
輸送・貯蔵容器外周部に設置する中性子遮へい材
濃縮ボロン含有アルミ板
リサイクル燃料貯蔵(株)殿
リサイクル燃料備蓄センター内装設備
発電所敷地外の使用済燃料のキャスク貯蔵施設
株式会社神戸製鋼所 エンジニアリング事業部門
原子力・復興センター
営業・事業推進部
TEL:03-5739-6653
FAX:03-5739-6978
技術部 キャスク技術室
TEL:079-445-7145
FAX:079-445-7239